〜 SentimentalGraffiti マキシシングル 〜



なにはともあれ「買ってはいけない」CD。
これが、これらセンチ史上、いや、ギャルゲー史上最低最悪ともいわれる
センチのマキシシングルに対して私が抱いた印象です。



文才溢れるWMM様のお願いして、これらマキシシングルからメインストーリーを抜粋して頂きました。
以下の文章はWMM様御本人によるあらすじ紹介です。



 恋人同士の蜜月の時―――
長崎の夜景を望みながら二人は、他愛もない会話を繰り返す。
意味はない。いや、意味などは必要ない。
ただ、そうして二人でいられれば―――それだけで十分なのだ。

 やがて二人の唇がゆっくりと近づき―――会話は途切れた。
「彼」は千恵と会っていた。「彼」はいくつかのデートスポットを行く場所の候補として提案した。
だが千恵は全てそれは拒否して、突然福岡ドームに行きたいと言いだした。

 夢、希望、あこがれ―――福岡ドームでのライブ―――

居ても立っても居られなくなった千恵はドームへと向けて走り出した。
行ったところで何かが変わるわけではない。ただ、行きたかっただけだ。その彼女の瞳は輝いていた。
呆気に取られ、呆然と立ち尽くす「彼」を残して・・・。
 突然の優との出会いに「彼」は驚いていた。こんな場所でこんな時間に優と会う―――
偶然の一言では片付けられるような事ではなかったし、あまりにも信じられなかった。

だが、それは優にとっては当然のことであった。
なぜなら彼女はここ数週間、「彼」の後を付けていたのだから。
そして彼女は「彼」が別の女と一緒にいるのを目撃していた。

―――「彼」に別れを告げて優は去っていった。
 午後の昼下がり、真奈美は図書館で本を読んでいた。
その彼女に対して、横の席に座ってもいいかと尋ねた一人の男。
真奈美は少し驚きながらも笑顔で了解する。
そう―――その男はいつもここで見かけるあの人であった。

 暫し、本の話題で盛り上がる二人。
真奈美はお気に入りの本を貸して、また会うことを約束して図書館を去った―――
あの本にはさんだメッセージをあの人が読んでくれる事を願いながら。
 夏穂は驚いていた。突然の「彼」の態度の豹変―――
「彼」はお互いの為にと言って別れ話を切り出してきた。会って早々いきなりである。
いつもの「彼」と違う、そう心の中で思う夏穂をよそに「彼」はどんどん話を進めていく。
あまりと言えばあまりの話に夏穂は堪り兼ねて、言葉を遮って理由を尋ねる。
だが「彼」は開き直って理由なんてないと一言で言い切る。
売り文句に買い文句。
腹を立てた夏穂は、だったら今まで貸した金を返せと言ってしまうが、
「彼」のそれに対する反応は想像を上回るものであった。
何と「やっぱり別れるのは止そう」などと言ってのけたのである。
卑屈な態度でよりを戻そうと言う「彼」を見た夏穂は、静かにはっきりとこう言ってのけた。

「あたしの目の前から消えてくれる?」

「彼」は舌打ちをしてその場から去っていった。


ただ一人残された夏穂は―――決して泣いてはいなかった。
 許されない恋―――
「彼」はその二人の間に明らかに存在するその身分、立場の違いに苦悩していた。
そんな「彼」にはっきりとした意思表示を示して欲しいと頼んだ若菜。
いままでの逢瀬が露と消えても構わない、今宵限りとなっても構わないから私を愛してほしいと懇願する若菜。

・・・そして「彼」は若菜の前から去っていった。


夜空に浮かぶ月を見上げる若菜。もう二度と恋などできないであろうとの確信は持っていたが、
若菜の心は自分でも信じられないほど澄みきっていた。
 るりかは自然に目を覚ました。そして枕元の時計を見ると………既に9時30分を回っていた。
前日に8時に目覚しをセットした筈なのに、なぜ鳴らなかったのか疑問に思ったるりかであったが、
時計を見てその理由はあっさりと解決される。
そう、彼女は午前と午後を間違えていたのだ。慌てて出掛ける準備を整える。
 
その頃、主人公は―――待ち合い場所で、出会いの時の言葉をどうするか考えていた。

るりかは急いでいた。だが思うように準備がはかどらない。
髪はぼさぼさ、お気に入りの服はクリーニングに出しっぱなしな事に気づき、混乱に拍車をかける。

 その頃、主人公は―――今日のデートプランを考えていた。

るりかは何とか出掛ける準備を終わらせる。だが不安になって思わず泣いてしまう。
彼はまだ待っていてくれるのだろうか―――
だが、すぐに気を取り直して待ち合わせ場所に向かうのであった。
そう、彼はまだいてくれるに違いない。そう信じて―――
 
 その頃、主人公は―――ただ待っていた、彼女を信じて。
 明日香は彼の運転する自動車の助手席に座っていた。
彼は初めてのドライブに明日香を誘っていてくれたのだ。
ぼろい自動車であったし、運転も危ない事この上ない。
それに対して明日香は憎まれ口を叩いていたが、それでも嬉しかったのも確かである。

そう―――それは遠い過去の事だった。

 あれからどれほどの月日が経ったのだろうか、
今もあの時と同じように彼の運転する自動車の助手席に座っている。
彼がどこに行くのか尋ねたので、私はあの時に行った遊園地に行きたいと告げる。
彼はこんな時間に遊園地は開いていないと言ったが、それは私にもわかっていた。
だけど外から見るだけでも良いから行きたかったのだ・・・。

あの思い出深い遊園地に―――

最後のドライブだから・・・。
 浅野川のほとりで二人は互いに謝っていた。
前回のデートの時のほんの小さな、だが愛しあう者同士に取っては大きないざこざ。
二人の距離が不信感を生み出している。だが、それを克服しようと二人は努力していた。
話している内に、そんなお互いの気持ちがほどけていく―――
その時、反物が川を流れてきた。友禅流し―――2つの反物が近づき、離れて、そして再び近づいていく。
二人はそんな反物が今の自分達の姿に見えた。
そして、その反物は離れたまま流れていった―――二度と近づくことなく。

 暫しの気まずい沈黙―――気を取りなおした「彼」は冬に帰ってくると約束して東京に去っていった。

美由紀は彼がもう帰ってこないであろう事に気付いていたが、敢えて気付かないふりをしていた。
気付かない「ふり」さえしていれば、ほんの短い間でも彼と恋人同士でいられる時間が長くなるから・・・。
 えみるは朝から料理を作っていた。
そう、今日は「彼」が家にやってくる日。自然、心はうきうきとしてくる。
これでいつ「彼」が来ても大丈夫。

 その頃「彼」は―――道に迷って公園で一休み、そして眠っていたのであった。

 えみるはあまりにも遅い「彼」を探しに外に出た。そして、公園で眠り込んでいる「彼」を見つけたのであった。
「彼」が別の女の子の夢を見ていると思い込んだ彼女は「彼」の夢の中にダイブした。
 ―――目を覚ました「彼」、その傍らにはすやすやと眠り込んでいるえみるの姿があった。
 海辺に来て潮の匂いを楽しむ妙子。彼女の心はもうすぐ訪れようとする夏の楽しみに浸っていた。
だけど、家事手伝いでその夏休みも過ぎていくのだろう。思わず溜息をつく―――

その彼女の物思いを打ち破ったのは一人の男の声だった。
男はしきりに彼女をお茶に誘う。
最初は気分を良くしていた妙子であったが、次第にそのしつこさに腹を立てて、
「あなたなんて嫌いよ」と言い放って、邪険にその誘いを断る。
その態度に対して困ったような声で男が妙子の名を呼んだとき………

妙子はその男が東京の「彼」である事を思い出した。
 ほのかは迷っていた。
今日はクリスマス、「彼」が何でも好きなものをプレゼントしてくれると言ってくれたので、
どれにしようか悩んでいたのであった。
「彼」は困っていた。傍らには欲しい物を探しているほのかがいる。
その彼女の目はどんどん高い物に寄せられていく。
自分の財布の中身で足りるのだろうか、一筋の汗が流れた。

 結局、ほのかが選んだのは1つのカレンダーであった。
二人で同じカレンダーを使おう、そんな気持ちで選んだプレゼント………
二人の間には静かな幸せの時が流れていた。



WMM様の御感想

 私は興味半分で一番酷いと噂されていた夏穂のドラマを買って、聞いたのだが………
正にその通りだった。何を考えていたんだ、ライターの奴、ってのが正直な感想。
あまりにも噂通りだったので、他のキャラのCDを買う気は失せきったわけであった。
まぁ、それで話は終わる筈だったのだ。
 ところが………KAZさんからメールが来て、あのCDシリーズが全部手に入ったのだが、
それの紹介文の様なものを書いてみませんかとの申し出が………
私自身としては、面白そうだと思ったのであっさり承諾。
後になって、こりゃとんでもない事を引き受けたなと後悔することになる。


個人的見解
 全12枚のCDを聞き終えて私が思ったことは………
言われていたほど酷いものではなかったな、というものであった。
夏穂に関しては論外レベルであるが、その他に関してはそういうのも有りなのかな、というレベル。

 ………以上の見解はセンチファンでない人間から見た見解。
じゃ、センチファンから見た見解としてはどうなのかというと、全体としてかなり酷いレベルにまで落ち込んでしまう。
これは一体どういう事なのか………考えてみればすぐにそんな事はわかる。
「ヒロインと主人公の仲が悪くなるドラマ」それが非常に多いのだ。
普通のドラマであるならばそういうのも有りだと思うが、センチに関してはそれは非常に許されない事であると思う。
少なくともファンが求めているのはそういうものでない筈だ。
 まず単純に数えてみよう。主人公にふられる話というのは夏穂、美由紀、若菜、明日香、優、これら5つである。
ひょっとしたらこれを読んでいる人の中には、12人中5人ということは少ないじゃないか、なんて言う人もいるかもしれないが、そんな事はない。

 ちょっと話がずれるが、私が考えるこのゲームの主人公というのは「良い奴」なのである。
………と言うと、ちょっと待った、それは違うんじゃないか、という意見がやっぱり出てくると思う(特にゲームをやった人達から)。
たぶんそういう事を言う人達の意見としてはスケコマシ=主人公像なのだろう。
 だけど、ちょっと考えてみてほしい。少なくとも小説の中の主人公はどっからどう見ても良い奴なわけだし、
ゲーム中だって別に女の子を落す為に全国を廻っているわけではない。あれは手紙の主を探す為にいろんな所を訪問したに過ぎない。
 確かに、ゲーム中で奴は時折とんでもない事をぬかすし、有名なところでは「ふぅー、これでなんとかなったかな」なんてのがあって、
誰もが「なってねーよ」と突っ込みを入れたのは記憶に新しい事だと思う。
ギャルゲー史上最恐クラスのあの名言を私はおそらく一生忘れないに違いない。
 そういう事をほざく主人公ではあるが、あれに関しては………大倉らいたという人が書き、目指したものを全く理解しないで
ゲームのシナリオを書いた奴のせいなわけである。
だから私は、所々でそういうとんでもないセリフを見かけても、無視してゲームを進めていた。

 単純に考えてみれば………とんでもない主人公にヒロイン達がほれる筈がないのである。
こういうと、彼女達は騙されているんだ、と言うお方もいるかもしれないが、私はそこまでうかがった見方はしない。
 人間的魅力にあふれた主人公にヒロイン達はほれてしまった。だがその彼はそんな彼女達の気持ちに気づくことなくあっさり引越しをしてしまい、
ただせつなさだけを秘めたヒロインだけがそこに残された………
私は単純にそんなゲーム、シナリオであると考えています。

 で、話を戻しますが、そういう主人公であると考えたならば、突然何の脈絡もなく夏穂に対して別れ話を切り出したりしないだろうし、
優に別の女とデートをしているのを見られたりしないだろうし、今更になって身分の差がどうこう言って若菜と別れたりしないだろうし、
明日香や美由紀に関しても同様のことが言えると思うわけです。
 ただ、さっきも言った通り、センチファンとして見なければそういう話もありかなというレベルではあり、
奴はそういう奴だったんだよ、という見方で聞けばそのまんまなわけです。

 だけど………やっぱりセンチが好きな人は口でどうこう言っても、主人公は良い奴だという認識、もしくは
そうであってほしいという願望があるでしょう。だって「主人公=プレイヤー」なわけですから。
 というわけで、少しでもセンチが好きな方が聞いたら腹を立てると思います、はい。
少なくとも私はヒロイン達が酷い目にあっていくのは聴くに耐えられません(^_^;
 その他のキャラのドラマに関しても、文句をつけたくなるのはいくつかあります。
例えば妙子がおもいっきり主人公の事を忘れていたとか(本人は覚えていたと言ってはいるが(笑))。
 真奈美のは悪くはないんだけど、CDの主人公は、小説やゲームで出てくる主人公と別人ですね。ちょっと気になりました。

 あと、内容以外にも色々な問題があるんでざっと挙げてしまうと
1 内容が短い
2 男の声が非常に気になる
ってところでしょうか。
 1に関して言えば、最短1分30秒、長くても3分ちょいなドラマしかないというのはかなり問題なのではないかと思うわけで。
1500円出してあれなら、500円のプライズのCDの方がよっぽど良いわけで(^_^;
 で、2なんですけど、これは人によってはかなり異なるかもしれないですけど、少なくとも私はかなり気になりました。
従来のセンチという作品が女の子の独白のみで進んで、主人公の声は一切なかったせいかもしれません。
もちろんゲームでもしゃべりませんし。
 まぁ、私の場合、最初に夏穂のを聞いてしまってあの声優=悪という図式が出来上がっていたんですがね(笑)


 以上、色々書きましたが、ドラマに関して言えば、歌の歌詞を知っていれば大体のところは想像できると思います。
基本的にドラマ=歌詞なんで(一人だけ例外、美由紀のはドラマと歌の歌詞では半年程の開きがある。半年後にふられたという内容(^_^;)。
そういう意味では、どっちが先にあったのか気になるところではありますね。歌の方は評判良いですからね。私もそう思います(笑)。


で、最後に個人的ランキング

 1 ほのか
 2 るりか
 3 真奈美
 4 晶
 5 千恵
 6 えみる
 7 妙子
 8 明日香
 9 美由紀
10 優
11 若菜
12 夏穂

 上位6人は人によってかなり入れ替わると思います。みなさん、機会があったらぜひ聞いて判断してみてください。



以上です。WMM様、御丁寧な感想を頂きまして、ありがとうございました。







以下は私、KAZの感想です

私の感想もWMM様に近いものがありますが、決定的に違うのは奴が「スーパー奴畜生鬼畜腐れ外道」であるという点です。
この野郎だけは許すわけにはゆきません!!


奴は五人の女性に対しては直接的に別れを突きつけましたが、それだけでは済まないと思います。
大体、彼女達をボロ雑巾のようにポイと捨ててしまい、何事も無かったかのように別の女性とデートをする「奴」。
しかも、「他に付き合っている女はいない」、「君だけだよ」と、嘘をつき続ける。
十二または駄目になったけど、まだ晶、千恵、真奈美、るりか、えみる、妙子、ほのかの七人と同時に付き合っています。
つまり、幸せになったかのように見えるほのかや晶、るりかにえみるも騙されているんですよ。
私はこのCDを聴いている間ずっと、「ああっ、あかん!こんな奴に騙されちゃ駄目だよー!!」と思っていました。


以下は奴の暴虐非道の歴史です。CD発売順にならべるとこうなりますか。


晶と心を通わせあっただけではもの足りなかったから、千恵にも手を出そうとしたけどあえなく撃沈。ちぇっ、なんだよ・・・。
口直しに優とデートしようかと思ったけど、逆に優に十二股を見つかってしまったな。以後、気を付けなくては。

ぶらり寄った高松の図書館には可愛い女の子が居たな。また今度行ってみよっと。
ようし!俺様の「日本かわいこちゃんチェックノート」にチェックだ〜!

そうそう、大阪では酷い目にあったんだ!夏穂の奴!「今迄立替えた金を返せ」なんて言い出しやがった!
全く、なんて女だ!振ってやってせいせいしたよ。
振ってせいせいしたと言えば、京都の若菜もそうだったよな。「白黒はっきりつけてくれ」だなんて全く、
俺はたくさんの女の子といちゃいちゃしたいんだよ。白黒つけたりしたら皆といちゃいちゃ出来ないじゃないか!それは困るよ。
若菜はいい女だから手放したくないけど、背に腹は代えられないか・・・。しょうがない。若菜も振るか。

いや〜♪名古屋では久しぶりにいい思いをしたよ♪ るりかはちょっと遅れてきたけど、楽しかったからまあいいか♪
極楽極楽っと。

いい気分で東京に戻ってみたけど、やっぱり家のすぐ近くにつまみ食いの女が居るのはまずいよな。
うちに押しかけられたら困るし、何より他の女と一緒に居るとこを見られたら面倒だ。
いい加減、明日香にも飽きたとこだし・・・、そろそろ潮時か。

たまには顔を出しとかなきゃと思って金沢の美由紀ん家に行ってみたけど、美由紀のやつ、あれは絶対勘づいてるな・・・。
あいつ、けっこう頭いいからな。大事にならないうちに別れとくか。
「また絶対来るよ」とか言って放っときゃいいだろ。

えみるにも久しぶりに会ったけど、えみるはやっぱり可愛いよな〜。
でも、後で俺の頭の中を覗こうとしたと聞いたときはビビったよ!
まさかそんなこと出来るなんて思ってないけど、相手はあの、えみるだからな〜。
万が一、俺の頭の中なんか覗かれた日にはそりゃヤバイって!!
ふぅ、危機一髪ってとこだな。相変わらず悪運だけは強いな、俺! そうそう、女運もか!!可笑しい可笑しい! (笑)

でも、久しぶりに青森に遊びに行って妙子と会ったけど、まさか、俺のこと忘れてるなんて・・・。
俺の繊細な心は傷ついちゃったよ。
まあいいか、これから仲良くなればいいんだもんな。

今日は俺の本命、ほのかとデートだ!やったね!
でも・・・。おいおい、ほのか・・・。いくらなんでも指輪を買ってくれだなんて言わないよな・・・!?
母さんへ買って帰る土産代が無くなっちゃうじゃないか。それは困るよ。
お願い!もっと安いのにしてくれ〜!
え?カレンダー!?ほっ、良かった〜。一安心一安心と♪


・・・・・・ふぅ、流石に日本全国で女と遊びまくってると疲れるよな・・・。
でも、そうとばかりもいってられないか。そろそろ晶やるりかの機嫌もとっとかないと駄目だしな。
さ〜て、いっちょ長崎までひとっ飛びと行きますか!!





〜 解説 〜

私とWMM様の意見は180度違いまして、私は「夏穂や若菜、優や美由紀をまるでゴミ屑のようにポイと捨ててしまうような
『奴』が善人の筈はない!」という考えを持っております。「性善説対性悪説」とでも云いましょうか。
こんな腐れ外道と付き合っても、るりかやえみるが幸せになれるわけないですね。

つまり、好青年を装って優しく迫るが、その実、とんでもないナンパ野郎というわけです。
これは、夏穂や明日香のストーリーを聴けば一発で分かります。
化けの皮が剥がれた後の「奴」はそれはもう凄いですよ!もう、あとはどうにでもなれと口からでまかせ、嘘八百ほざきます。
できるだけ彼女を傷つけないように別れ話を切り出そうだなんてそぶりは皆無。常に奴には自分の保身しか頭にありません。
優に十二股をしているのが見つかったとき、それから夏穂から絶縁を言い渡されたときの言い訳には、
「人間、此処まで落ちることも出来るんだな」と感服いたしました。

甘ったるい言葉、優しく迫る口説きテクニック、そして「非情のライセンス」を持っているとしか思えない冷酷さ。
嘘八百口八百のでまかせ。ポーカーフェイス、誤魔化し、逆切れ。
こんな何でもありの「奴」にかかっては彼女たちが騙されてしまうのも無理はないです。

このマキシシングルでの彼女たちは不幸のどん底に叩き落とされています。
無論、幸せになったかのように見える彼女たちも、です。
相手が「奴」ですので幸せになんてなれる筈はありません。まだ七つまたもかけていることですしね。
このマキシシングルにタイトルをつけるとすれば、
「十二都市十二少女悲恋恋物語 ・ 〜腐れ外道に乙女心を踏みにじられた少女達の物語〜」が適当でしょう。

以上。



これらマキシシングルにて「奴」が彼女たちにほざいた「嘘と誤魔化し」です。
〜 晶に対して 〜

晶:ねえ、貴方って、全ての女性に優しいの?
奴:違うよ。君だけさ・・・。


〜 優に 〜

どうして僕が君に嘘をつかないといけないんだよ・・・。
この前の週末? それならずーっと家にいて、ビデオを見てたよ!
(中略)
ご、ごめん僕が悪かった!謝るからもう許してぇ〜!!


〜 夏穂に 〜

奴:な、何だよ、酷いなぁ!俺達の間で水くさいじゃん。そ、それじゃあ、もう一度、二人の関係をやり直してさぁ・・・。

夏穂:「馬鹿言ってんじゃないわよ!!」




〜 若菜に 〜
若菜:私と一緒にいても、気はそぞろ。なにか別の事が気になるみたい・・・。もしかして、他に好きな人でも・・・。
奴:い、いやぁ、そんな事は無いんだ・・・。ただ、そろそろ潮時かな・・・、とは思ってるんだ・・・。



〜 美由紀に 〜
美由紀:だって、貴方は東京にいて、学校や、アルバイト先の女の子達と・・・。
奴:だから、前にも言ったろ? 僕には君だけなんだって!
この前のケンカにしたって、僕が君とのデートをキャンセルして、他の女の子と会ってたんじゃないかって、君が勘ぐったりするから・・・。

その通りやんけ!!





KAZ評

最後に、私もWMM様にならってランキングを挙げておきます。
◎一枚だけ聴く場合
1 えみる
2 るりか
3 真奈美
4 晶
5 ほのか
6 千恵
7 妙子
8 美由紀
9 明日香
10 若菜
11 優
12 夏穂

好きなCDを一枚づつ聴く場合、私もWMM様と同じような順番になります。
ちなみに、「僕」とヒロインとの関係が良いまま終わるのはえみる、るりか、真奈美、晶、ほのか、妙子の六人。
千恵のみ彼を友達として見ているというスタンスで、下位五人は不幸せになってしまいます。
依って、これらの中から一枚だけを買う場合、上位七人のどれかを買われるでしたら何ら問題ありません。
夏穂、優、若菜、明日香、美由紀。この五人のファンの方はこれらCDを買われない方が賢明でしょう。



◎十二枚通して聴く場合

1 千恵
2 美由紀
3 優
4 夏穂
5 若菜
6 明日香
7 妙子
8 えみる
9 真奈美
10 るりか
11 ほのか
12 晶
十二枚通して聴く場合、くるっと順位が入れ替わります。
奴と別れることが出来た彼女たちにたいして、「良かったね〜○○。あんな奴に騙されちゃ駄目だよ〜。」と思うからです。
「奴」を歯牙にもかけなかった千恵。傷が癒えるまで時間はかかるだろうけど、奴との縁を切ることができた若菜や優はまだましです。
可哀相なのは奴に心を奪われた晶やほのか、るりか、それから真奈美ちゃんです。
CDを聴いていて気が気じゃないんですよ。
「ああっ!真奈美ちゃん、アカンよ!!それは「奴」のいつもの手なんやー!!騙されたらアカン〜〜!!」となるわけですね。
幸せそうに見える彼女たちも、相手がかの「奴」では幸せになれよう筈もありません。
ああ、可哀相な晶様・・・。

野郎!! 化けの皮を剥がしたる!!



まとめ
単体で聴くと愛や恋で溢れたエピソードもあるのですが、
非道なまでに冷酷なナンパ男の「奴」が主人公では到底そう思えるものではありません。
兎に角、「センチ史上最悪」なドラマであることに異論を挟む方は居られないでしょう。

興味のある方には私がマキシシングルをお貸し致します。
貴方も、このCDを聴けばきっと、『奴』の非道さがお分かりになるかと思います。
実は私、奴には殺意を抱いております。「地獄に落ちろ!!」とまで思っております。






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