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〜 花王・愛の劇場〜




世の中ではセンチのショート・ストーリーを書き綴るのが流行っているようですので私もと思い、一気に書き上げてみました。





〜 花王・愛の劇場 : 『雨上がりの虹』 第十六話/全二十四回 〜

◎先週までのあらすじ
大恋愛の末、KAZと結ばれた晶。恋敵だった若菜ともうちとけて、今では大切な親友となっていた。
両親の大反対にあい、駆け落ち同然に結婚した二人ではあったが、今ではそれぞれの親の理解も得られるようになり、
幸せな毎日を送っている。
日々、何の不満も無く過す二人。今の二人にとって、二人だけがこの世の全て。
強いて言えば、何も起きないことが後の嵐を感じさせ、晶を不安にさせることぐらいだろう。
だが、そんな些細な不安は、日々のせわしさの前にぱっと散ってしまっていた。

そんなある日、晶の下にふと、同窓会の知らせが舞い下りる。
高校を卒業してからまだ二年も経っていないのにもう同窓会かと、晶は笑いをこらえきれないが、
「久しぶりに友達の顔を見てきたらどうか、きっと楽しいよ」とのKAZの話を聞いていると、晶の心ははずんできた。
ちょっぴり大人になった皆が集まった同窓会もつつがなく終り、帰途につく晶。
寝台特急「さくら」に揺られながら晶は「毎日こんなにうまくいってしまって、本当にいいのかしら♪」と思いをはせていた。
だが、春の嵐はある日突然やってくるものである・・・。




KAZ:お帰り、晶。同窓会は楽しかった?
晶:ただいま。ええ、とっても楽しかったわよ。でも、みんな全然変わってないの。おしゃべりして今何してるか話して・・・。
とっても楽しかったわ。

KAZ:ははは、それはそうだろうね。でも、楽しい同窓会で良かったね。
でもきっと、今度会うときにはきっと、みんな随分と大人になっていると思うよ。
晶:私も、もっと大人になるのかしら?
KAZ:そうだね。晶ももっと大人になると思うよ。その気品ある、気高い心を忘れずに・・・。
晶:・・・・・・・・・・・・・・・・
KAZ:・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・チュッ・・・ (やさしいKiss)


晶: どう?、私も二日ほど家を空けてたけど、ちゃんと晩御飯食べてた?
まさか「御飯を作るのが面倒だ」なんて言って、朝昼晩、ずっとカップラーメンばかり食べてたなんて言わないでしょうね

KAZ:大丈夫、ちゃんと毎日御飯を食べてたよ。
晶:あら本当!流しも奇麗にしてあるし、残り物の焼き鮭とお味噌汁が。こっちにはひじきの煮付けまであるじゃない!
料理なんて全然出来ない人だと思ってたけど、やれば出来るじゃない!明日から晩御飯は貴方に作ってもらおうかしら♪

KAZ:いや、実はそれ、僕が作ったんじゃないんだ。
晶:え、そうなの?それじゃあ、一体誰が・・・?
あ、そっか、店屋物のおばんざいを買ってきたのね。納得納得っと。

KAZ:いや、それも違うんだ。実は、晶が長崎に発った日に、隣の空き家に人が引っ越してきて、
そこの人がうちに挨拶に来たんだけど、僕が「これから外に出てカップラーメンを買ってくるところだ」って話したら、
彼女がそれは可哀相だと言って、うちに上がって僕の晩御飯を作ってくれたんだよ。
晶:ちょ、ちょっと待ってよ、何で、何でいくらお隣さんだからって、引っ越してきていきなり貴方の晩御飯を作ってくれるの?
おかしいじゃない!その人って、貴方の知り合いなの!?

KAZ:うん、そうだよ。僕が子供の頃、彼女の家に居候させてもらってた時があったんだ。
おととい、十年ぶりに会ったんだけど、こんなこともあるものなんだね。まさか、彼女とまた会えるとは思ってもいなかったよ。
晶:そ、そんな・・・、そんなこと、貴方ひとことも言ってなかったじゃない!
KAZ:あれ、言ってなかったっけ・・・?
晶:言ってないわよ!! その人って誰よ! 貴方の親戚か何かなの?年は?もう結婚してる人なの?ねぇ、何してる人なのよ!
ほら、早く言いなさいよ!!

KAZ:わわっわっ、晶、急にどうしたんだよ・・・。何怒ってるの?
晶:怒ってなんてないわよ!!!!! (ピシャリ!)
・・・もう、どうしてこんな事になるのよ・・・。

はぁ、同窓会なんて行くんじゃなかったな・・・。
(見てなさいよ〜! あとでギュギュッととっちめてやるんだから!!)

KAZ:??? 怒ったり落ち込んだり、変な晶だな。どうかしたの?
晶:なに言ってるのよ!「どうかしたの?」じゃないわよ! 大体、貴方は・・・。

(ピンポーン!)

晶:・・・ああっ、もう!今忙しいのに!
いい?まだ続きはあるんだからね。お客さんが帰ったら話の続きをするわよ!
もう、今忙しいのに、こんな時間に一体誰なのよ!?
(パタパタ・・・)
晶:はーい、どちら様ですか?
(ガチャリ)

???:ほらほら、早く開けてよ、KAZくん♪ 今両手でお鍋を持ってるから扉を開けられなくって。
今日は妙子特製あつあつの、海の幸たっぷりスタミナお味噌汁だよ♪
これ食べたらもう、元気いっぱいになるんだゾ。感謝しなさい♪
・・・あれ? 貴方は・・・?

晶:・・・・・・・・・・・。 (じろじろ)・・・・・

KAZ:やあ妙子、 今晩も晩御飯を作ってきてくれたんだね。ありがとう!
そうそう、昨日の、ほら、なにだったっけ? 「山の幸たっぷりおいも味噌汁」だったっけ、あれ、凄く美味しかったよ!ありがとう!
妙子:え〜っ、本当に!良かった〜。昨日のお味噌汁、お芋の皮を剥くのが大変だったんだから。
山芋とか里芋とかも入れたから、もう、手がかゆくってかゆくって。

KAZ:はははっ、
妙子:くすくす・・・。
・・・ところで、KAZくんにちょっと聞きたいことがあるんだけど?

KAZ:ん?何?
妙子:ずっとそこで立っている人、誰なの?
KAZ:え? えっと、彼女は僕の・・・
晶:・・・・・・すぅーーーっ、はぁーーーーーっ、・・・・・、
「KAZの『妻』、晶です!!!!」 (ババーーーン!!)



「続きはまた明日」









如何なものでしょうか?小説というよりは妄想に近いものがありましたが、それはそれでまあ、良しとしましょうか。
また、近いうちに別の話を考えます。
それにしても、私はお昼一時台にやっている若奥様向けドラマの見すぎでしょうか?
いつも波乱含みの話ばかり考えてしまいますよ。
でもやはり、愛には波乱がないと面白くないと思われませんか?私は、山あり谷ありの恋物語が大好きです♪
駆け落ちとか家庭内乱、祖父母や嫁姑の争い、車に轢かれて入院、そして「いつもいいところで終る」のはお約束ですね。
でも、最後には万事うまくいって幸せな家庭を築き、HappyEndを迎えるのもお約束なんですよ〜♪

読者投稿作品も募集中ですよ。
貴方のせつないストーリー、お待ちしております。



読者投稿作品募集中です♪




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