欠片
| やぁ、今日は逢える気がしたんだ。 最初に謝らなきゃならないね。 ゴメン、キミとの約束を破って…。 えっ? 気にしなくてもいい。 フッ… やっぱり優しいね、キミは。 でも、そのお蔭で解った事もあるんだ。 星の歌。 聴こえないんじゃなくて、聴いていないだけだって。 あの日、空に昇ったキミは沢山の欠片になって、ちゃんと 流星群と共に戻ってきてくれていたっていうのにね。 思えば、私の心が落ち着く場所には、いつもキミが居てく れた様な気がするよ。 あぁ、もうすぐ夢から醒めてしまうんだ私。 もう、お別れだね。 この満天の星の下、キミはこの星の命に溶けていくんだね。 変だね。まだ寂しいけど、哀しくは無いんだ。 多分それは、キミの欠片は私の中にも在って。ゆっくりと溶け 合っていくのを感じられるから。 キミと私… あたらしい、私。 |
| 寂しさに気づいた時、人は目を耳を塞いでしまうのかもしれません。 |
| 「夢」というものは、人のみが見ることのできる仮世の世界です。 仮とはいっても、夢を見ている間のそこは現実。 他の誰も立ち入ることはできません。 貴方は、朝起きたとき、「ずっとこの夢が続いたらいいのにな」と思ったことはありませんか? また、これは夢だと分かっていても、もっとこの夢を見ていたいと思ったことは? 今日は優の、不思議な夢の話でした。 でも、優のこの夢は、本当は夢なんかじゃないのかもしれませんよ。 優はまた明日の晩、彼と逢うことができるのでしょうか。 楽しみはあとにとっておいた方がいいですよね。 |
