♪〜〜♪♪〜♪ ん? ♪〜〜♪♪〜♪ けいたいがなってるんだ・・・・・・ ♪〜〜♪♪〜♪ 取らなくちゃ ・・・・・・ピッ・・・・・・ 「・・・・・・ふぁい、あすかちゃんで〜す」 『もしもし?明日香ちゃん?』 この電話さえなければ、と取った後に後悔しても、後の祭りだった。 「ほえぇぇぇ!?バイトですかぁぁぁ!?」 星野明日香 「いらっしゃいませ〜、4名様ですね?」 電話の主は、バイト先からだった。 日曜日ということもあり、人が足りないということで、お呼びがかかってしまった。 折角、今日は彼と遊ぶ約束をしていたけど、断る余裕がなかったので、 結局でることにした。 ふえぇ・・・・・・彼になんて謝ろうかな・・・・・・。 約束破っちゃったから・・・・・・・。 ♪〜♪〜〜 「は〜い、ただいまお伺いいたしま〜す!」 って・・・・・・そんな考えている余裕さえないくらい忙しい。 むー・・・・・・なんでこんなに忙しいのよ!! お昼になると店は混みあい、さらに忙しくなってきた。 (・・・・・・ふぇ〜ん・・・・・・) ……っと、お客様だ。 「いらっしゃいませ、何名さ・・・・・・」 お客様をよく見たら、約束していた彼だった。 「よ!」 「ふえぇぇ!?どうしてぇ!?」 「明日香が来ないから、心配して家のほうに連絡したらバイト行ったって言われたん だ」 心配してわざわざ来てくれたんだ・・・・・・。 「ちょっと待っててね、すぐあがるから!」 「でも、忙しいんでしょ?待ってるよ」 「うーん……ありがとう、それじゃお席にご案内しま〜す!」 私は普段より1オクターブくらい高い声で、彼を案内した。 しばらくして店も落ち着いてきたころに、 マネージャーから「お疲れ様、あがっていいよ」 と言われ、私は大急ぎで着替えて、彼の座っている席に向かった。 「おっまたせ〜!」 席では彼が本を読みながら待っていてくれた。 「お疲れ様、たいへんだったね」 「ほんとうに……朝電話かかってきてね〜。有無をも言わさずに……ってこんな感じ なんだね〜」 「そうなんだ、それじゃ今日はのんびりしようか」 「なに言ってんの、これからカラオケだよ!」 「僕は構わないけど、明日香は大丈夫なの?」 「へーきへーき、それじゃいこっか」 私は、彼のテーブルの伝票を持ってレジに向かう。 彼は慌てて私の腕を引っ張るけど 「いーの!待たせちゃったお詫び!」 と言って、強引に会計を済ませた。 店を出ると、初夏の独特の暑さと風が冷房に曝された身体に心地よい。 「明日香、ごめんね奢ってもらっちゃって」 「ううん、いいの。それに謝るのはこっちだよ、急にドタキャンしちゃって・・・・ ・・ 本当にごめんなさい・・・・・・」 「明日香・・・・・・」 彼はゆっくりと私を抱きしめてくれた。 「いいんだよ・・・・・・僕は明日香に逢えただけでも嬉しいんだからね」 「・・・・・・ありがとう・・・・・・」 私はゆっくりと彼から離れる。 すると、彼は頭を優しく撫でてくれた。 「やっぱり、明日香は笑った顔のほうがいいよ。それに」 「それに?」 「一生懸命働いている姿を見せてもらったからね」 「私の制服姿、どうだった?」 「うん、とっても可愛かった」 「ありがとう」 彼に可愛いって言ってもらえて、頬のあたりが熱くなる。 私はね、あなたと一緒にいると、バイトの疲れなんてふっとんじゃうんだ。 「それじゃ、レッツゴー!」 私の今日は、まだまだこれからだよっ! |
〜 榊晶さんあとがき〜
| というわけで、星野明日香編でした。 ネタ自体は6月の始めには出来上がっていたのですが、 書く暇がなく結局3時間で仕上げました、はふぅ。(言い訳) これにて、誕生日記念シリーズは一旦終了させていただきます。 これ以降は気まぐれに作品を書いていくと思いますので、お付き合いいただければ、 幸いです。 では、チェキ!(←6月21日が誕生日) 榊 晶拝 |
| 今日もほのぼのとして、幸せそうですね。 なんだか羨ましいです。 |
